8月車座会議の御報告
8月車座会議の報告
先日開催された「こおりやま子ども若者ネット」のご報告をさせて頂きます。
毎月開催されている「こおりやま子ども若者ネット車座会議」。
加盟団体間の情報交換や取り組みに対する理解と共有、民間協議会設立に向けての社会議題の理解などの場として開催しています。
今回は、
一般社団法人グレースコミュニティーサービスの須藤さんの開催挨拶から、
いつものように、交流と議論を行う場を皆で作りました。
冒頭は、最近恒例になっている生き方工房necotaの櫻井くんのファシリテーションで、
アイスブレイクからスタート。
「子若ネット流、フルーツバスケット」
簡単に説明すると、
普通のフルーツバスケットと同じく「○○の人」と中央の人が宣言すると該当する人が
席をたって他の席に座るというルール。
ちょっと違うのは移動するほどではない悩ましい人は腕を組むというものです。
具体的には、
「郡山市は、子どもにとって住みよい街だと思う。」
「住みよい街にするための具体的なアイディアがある。」
との櫻井君からの投げかけがあり、参加者が回答する形になりました。
実際の子育てをしている方の意見、
各支援現場から見た意見、様々な声が共有されました。
各々が思う主観に従って、移動したり腕を組んだり座り続けたり、
その後、櫻井君から
その表明の意図につてい深堀する質問があり
各々が、街の住みやすさについて意見を出し合う場になりました。
今回のワークで印象に残った意見は、
「他自治体と比べて○○だ。」との意見です。
7月の車座会議でも、
「他国の若者施策に比べて○○だ。」
等の意見が、出されました。
自分たちで当たり前だと思っている事も
客観的にみれば、足りていなかったり、その逆だったり。
議論や情報の中で、自分たちの生活環境を見直すのは重要ではないかと感じます。
その後
一般社団法人Stand for mothers
https://kurashivillage.jp/
田中代表理事から、活動紹介をしていただきました。
Stand for mothersさんの活動は多岐に及んでいて、お話を要約する事は出来ないのですが、
働きたいママと仕事を結びつける取り組みと工夫の話は、
印象に残り、また毎年1000名にアンケートを実施し、対象領域のニーズに関しても
把握されたり、社会発信し啓発活動をしたりと熱心な活動をされている事を知る事が出来ました。
田中さんからの課題提起として、
届けたい人に、いかに情報やサービスを届けるか?との問いが
会場に投げかけられました。
Stand for mothersさんの取り組みも、届けたい人に届けきれていない課題を感じているそうです。
ネットワークに参加している団体からもたびたび聞かれるテーマです。
貧困の子どもにアプローチしたい子ども食堂だけど、実際にそこまで届けられていないので悩ましいなどの声は聞かれます。
田中さんらの報告と下記の問を加え参加者全体討議を実施。
「地域で子ども若者が暮らしやすくなるために必要なことは何か?~家族支援から考える~」
①家族が始められる事は
②家族の周りの人達だからサポートできること
出された意見としては、家族の中でも意見が持ちづらい立場の人がいる、意見はあるのだけど自身でも抑圧していて自身の意見に気づけない
状況があるとの報告が保護者相談を行っている方から出されました。
そういった方々に、それぞれの思いを出し合える、受け止め合える場の必要のもと親の会などが組織されているとの事です。
ただやはり、そういった場に繋がるのも本人が必要を感じ、情報を集めた結果辿り着くとの事が多いとの事なので
届けたい人に届ける仕組みについては、皆さん苦労しているそうです。
また、そういった「親の会」に参加するのは女性が多く、男性が参加するケースは稀だそうです。
そういった事を払拭するために「親父の会」などを企画し工夫されている話も報告されました。
多々、意見は出たのですが時間となり終了です。
あっと言うまの2時間…
今回の車座会議を通じて支援現場に現れるスティグマの問題
情報や支援をを届けたい人へ、どのように届けるか?アウトリーチの問題
そして子ども若者を家庭の中で支える役割の偏りの問題
が語られたと思います。
次月も実践に繋がる議論を続けたいと思います。
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