2023年第3回 K-LABO「ジェンダー」のご報告

9/3の第3回 K-LABOでは、「ジェンダー」がテーマでした。「家族に潜むジェンダーを紐解く」というテーマで、Sisterhood(シスターフッド)事務局長の滝口克典氏を招き、子どもたちが最初に出会う家族という小さな社会で起こっている性別役割分業や、伝統的家族像などを中心にジェンダーについて考える内容で講義をしていただき、その後グループで意見共有を行いました。

日本は近代化とともに男性は賃労働、女性は家事・ケア労働をするという性別役割分業を規範とした「ジェンダー家族」が一般的になっていきます。資本主義の発達で「効率」を求め、ジェンダー家族という結果家族の在り方が普及することになった、ということを共有いただき、改めて社会のあり方や構造は家族の在り方、そして個人の在り方に大きく影響すると思いました。

グループ共有では講義を聞いて感じたこと、考えたことを共有しました。




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「男らしさや女らしさって自分たちが育つ環境で当たり前に言われてきたこと。自分らしさ、その人らしさで良いはずでは?」

「福祉や社会制度の基盤となっている家族主義は、どうしたら崩せるのか」

「家族単位の生活保障の限界。個人単位の制度設計が必要ではないのか」

「自助・共助・公助というが、公助がないと回っていかないのに。怒りに震える」

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今回のK-LABOを通して、色々な考えや背景、そして知恵を持つ人が集まり、自分たちのことについて話す場があることをとても大事にしたいと思いました。違和感を声に出すこと、声に出せる場があるということそのものが尊く、その違和感を受け止められる場を作っていきたいですね。

私はフェミニストで、社会が変わってきたことを学んできました。だから社会は変わっていけると信じているし、そのためにできることはやっていきたいと思っています。

NPO法人ソーシャルデザインワークス

ソーシャルスクエア郡山 

山崎美波


NPO法人こおりやま子ども若者ネットワーク

こわかネットは郡山市内の子ども若者に関わる活動をする団体・個人が集まって組織しているネットワーク団体です。

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